2018年10月16日


デジタル版 非情なる国際マシニスト STEP2 
(※万が一にもいらっしゃらないと思いますが)ご興味の方へはexeファイルを送付可能

“ありったけのコイン”編


あそびかた
プレーヤー:4名まで
準備するもの:① パソコン
(ミニマム CPU300MHz, RAM128MB, モニター1024x768ピクセル 16ビットカラー)
         
※別途存在のexeファイルの動作環境が必須  1台
       ② キーボード(なるべく大型で、不要処分前提のもの)1台

■プレーヤーは、それぞれ 赤・青・黄・黒 をえらぶ
■赤(↑キー:前進、↓後退、←反時計回り5度、→時計回り5度)
■青(Wキー:前進、Sキー:後退、Aキー:反時計回り5度、Dキー:時計回り5度)
■黄(Tキー:前進、Gキー:後退、Fキー:反時計回り5度、Hキー:時計回り5度)
■黒(Iキー:前進、Kキー:後退、Jキー:反時計回り5度、Lキー:時計回り5度)
■プレーヤー4名は、1台のキーボードの前にすわり、割り当てのキーに指を添える

Pキーで開始。外回りカバンが、センターへ落下してくる。各プレーヤーは、各キーを器用に制御しつつ、カバンを各人の色のついたゴールにめがけて体当たりする。ボールではなくカバンとしたことで、輸入代理権をうばいあうというわずかな物語性を強引に演出し、続編としての脈絡を維持。ただし、対戦コンセプトはおおむかしのテーブルテニスとなんらかわりなし。その点では、STEP1(案)と比較し、デジタルゲームであるという高尚さ以外にとりえはなく、むしろより単純で凡庸。

プレーヤーのセーフティネットを設定し忘れたため、操作ミスや攻撃によってドール自身がフェンスを越えた場合、スタジアムから落下することになった。だが、これを国際スタジアムの藻屑と消え去り退場、というシリーズを通しての唯一のカバーストーリーにすり替えることでよしとした。。その結果、たのしみ方としては当初のコンセプトから逸脱してフットボールよりむしろプロレスにちかくなってしまったか。

ゲームロジックは1980年代の遊技場や商店街に存在した¥30.-アーケード・ゲームレベルで、いい大人となったであろうビジネスパーソンが、いまとなっては現実世界でいろいろなにかにあけくれる自身をゲームプレーヤーに投影しつつ、数分間だけのノスタルジーにひたれること(のみ)を付加価値とした。

ゴールカウントは、左上にデジタル表示。適当なところでゲームセット。DOS風の文字がノスタルジーを偶然にも演出。

※キーボード1台を前に、プレーヤー4名が鎮座するというテストすら気が進まないという状況で(プレーヤー側の)ストレスが大きすぎることもあり、単純さを楽しむと割り切ったにせよ、ノスタルジーどころかまったく楽しくない。やる気もおこらない。(2名対戦ならば許容範囲だったか?)また4人がかりではキーボードへの衝撃負荷が高すぎるため、各ドールからの弾丸発射シューティング機能を付加するなどのロジックを加算してゲーム性を高める意味も見いだせず、いつもの「あぁやっぱり」とともにお蔵入り。

(出来がそんなでありながらもゲームエンジン機能ファイルとともにファイル容量が150MBを超えるため、
万が一にもありえないと思いますが入手はおすすめいたしません)



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